日本といっても学校によってグルーープの別れかたや友達との付き合い方は異なると思うので、私の通っていた高校について書きたいと思います。
まず日本の高校ととアメリカの高校のグループの大きな違いはグループの名前にあると思います。アメリカでは、それぞれのグループに名前がついているらしいのですが、日本のグループにはそのようにはっきりとしたグループ名はついていません。日本にも見た目が派手なグループ、地味なグループ、騒がしいグループ、おとなしいグループなどそれぞれのグループに特徴はありますが、それぞれに統一された名前はついていません。よって、アメリカではとても重要視されている ”地位” は日本ではそれほど重要ではないと思います。あえて位を付けるのなら、流行に敏感な子たちが集まっているグループが一番高い地位にあったと思います。決してどの部活動をしているかで地位が決まるということはなかったと思います。
アメリカでは部活動や人種などでグループができると書いてありましたが、日本ではホームルームのクラス内でたいていグループが作られていました。日本とアメリカの決定的な違いは、日本には人種の違いはないということです。なので、人種で分かれるということは絶対にありません。性格や趣味が合う子たちが自然に集まり、グループとなっていました。話すテンポや行事や勉強に対する姿勢なども重要であったと思います。放課後は部活動があるので、帰りは部活動の友達と帰ることが多かったですが、授業はすべてクラスの子たちと受けるので、クラスの子といつも行動していました。クラスは毎年変わるので、一年ごとにグループが変わる人もいました。
日本の高校にはアメリカの高校のようにグループごとの対立はないので、休み時間は同じグループの子で集まるよりも違うグループの子でも席の近い子と話すことが多かったです。しかし、お昼ごはんはグループごとに集まって食べていました。食べる場所はグループごとにだいたい決まっていましたが、ほとんどのグループが教室内で食べていました。日本では何か特別な理由がない限りグループ同士が対立することはないと思います。
女の子と男の子でもグループの作り方は違いました。男の子と女の子が同じグループにいることもありましたが、ほとんどが男女別でした。男の子よりも女の子の方がグループがはっきりしていて、グループ行動が多かったと思います。
私のいた高校、特に私のクラスについて書いたので、かなり偏ったものになっているかもしれませんが、日本の高校の一例として読んでくれていればいいと思います。